今年の冬は１０年振りの寒さと言われており各地で雪害が報じられています。又、コロナがようやく下火になって来たかと思ったらインフルエンザが爆発的に増加してきており悩みは尽きませんが各地で微かながら春の足音も聞こえてきています。キャンディーズの“もうすぐ春ですね”というフレーズが聞こえてきそうです。
美髪のための「頭皮トラブルケア」
さて今回取り上げましたのは最近のホットペッパーの記事で美髪のために「頭皮トラブルケア」を始めよう…。という興味深いページを発見したからです。
内容は
■頭皮トラブルって？
■頭皮トラブルはいつから始めた方がいい？
■頭皮ケアのメリット
などで
次に頭皮トラブルを回避するためにサロンで出来るヘッドスパということで
①オイルヘッドスパ
②炭酸ヘッドスパ
③クレンジングヘッドスパ
④クリームヘッドスパ
と続いていました。
次に
◎正しいシャンプーの仕方をマスター！
◎自分に合うシャンプー選びが大切
◎オイリー頭皮には週１回のスペシャルケアを！
◎頭皮ローションで潤いをプラス
◎スカルプブラシで血行促進を
◎マッサージでカチコチ頭皮を柔らかく
と言う説明もされていました。
又、補足で
☆１０代、２０代からの頭皮に悪い習慣が積もり積もって年齢を重ねた際に脱毛や薄毛などの症状が表れる。
☆髪は爪と同じように死んだ細胞なので美しく育てたいと思ったら髪が生えてくる頭皮をケアする事が大切…。
との説明でしたが考え方や作業（技術）に関しては同感です。
しかしここには一番大事な使用する商品の成分の事が抜け落ちており、科学的な目が感じられません。“頭皮トラブルケア”で何より優先されなければならないのは「洗浄剤」です。正しいシャンプーの仕方も大事ですが「洗浄剤」に何が使われているかがもっと重要です。
美しい頭皮作り＝洗浄剤（界面活性剤）であって初めて成立するわけですが、この洗浄剤には・硫酸系（食器洗い洗剤と同成分）・アミノ酸系（洗浄力が優しいだけで頭皮にはやっかいな成分）・お酢系（洗浄力、起泡力もあり頭皮や髪に超低刺激で特許取得）がありますがこのお酢系成分のシャンプーは「バーデンス」だけとなっています。
いくらシャンプーのテクニック論を展開しても頭皮トラブルや“美髪”は望めません。それどころかコマーシャル的に称えている“頭皮や髪に優しい”と謳う商品に科学的根拠や事実は全くありません。
私達は確かな毛髪知識を身につけることによって世の中に蔓延する「フェイクビューティ」から業界人として消費者を護る責任もあるのです。今年も一緒に少しでも役に立てるよう頑張っていきましょう。
