季節も１０月１８日頃からようやく例年通りの過ごしやすいシーズンへと移行して来ました。これからはおしゃれの秋、食欲の秋に又、紅葉がきれいな時期となってきます。
今迄コロナで外出や旅行が出来にくかった雰囲気から一転、海外からも大勢観光客が訪れるようになり、経済効果にも絶大な影響を与えるようになりました。私達の業界もこれから年末にかけて頑張って行かなくてはなりません。
巷に溢れる巧妙なPR
先日、読売テレビ『ｔｅｎ』でゲキ追×「あやしい商品販売」と言うテーマで本村弁護士が解説をし糾弾していてとても興味深かったので取り上げてみました。いつもこのブログで言っていますが私達の廻りにはいかに巧妙なＰＲで訴えかけてくる商品販売（特に通販）が多いのか！
皆様も体験済みと思いますが今回は代表的な例としてキリンビバレッジが９月６日「トロピカーナ100％まるごと果実感メロンテイスト900ml 紙パック」のパッケージ表示について消費者庁より措置命令を受けたことを明らかにしました。実際にはメロンテイストは２％しか入っておらず原材料の大部分がメロン果汁であるかのような誤解を与えるパッケージデザインとなっていた。
又、最近通販でお馴染みの「山田養蜂場」ではサプリメント「１ｓｔプロテクト」など３つのサプリメントについて新型コロナウイルスの感染予防や重症化予防に有効であるかのような表示をしていたが効果が確認出来なかったとして措置命令が出ました。
そして尼崎の(有)ファミリア薬品には課徴金納付命令が出て４５９万円の支払いを命じました。これは「老斑が消えた」などと実際には期待出来ない効果をうたい石けんを販売していたことが景表法違反に当たるとして取り上げられました。
特に通販会社は巧妙な宣伝により売上を急上昇させています。例えば育毛剤の「ニューモ」では広告費357億4800万円、研究開発費は7億6600万円を投入しその結果売上高は前期比28.7％増の601億8500万円となり宣伝力の凄さを見せつけました。
この様に私達の廻りには法律スレスレの宣伝文句でアピールしてくる商品が後を絶ちません。何の知識もない消費者はつい手を出したくなります。特に私達の美容界は中小のメーカーが多いことから生き残りをかけてかなり際どいＰＲをして来る場合多く、これらは表示成分の知識や少々の景表法の知識があればすぐわかることがほとんどです。
私達「バーデンスサロン」は今迄勉強して来た多くの知識をこんな時こそ活かしお客様が不利益を被ることが無いように適切なアドバイスをしてあげることも大事な仕事となってきます。ＰＲのほとんどが根拠やデータ（公的第三者機関）も無く“言ったもの勝ち”の状態です。
私達はこの消費者を惑わす「巧妙なウソ」を正し、バーデンスの普及に努めることはアトピー肌やアレルギー肌で困っている人々の助けにもなることで大切なことです。これからも一緒に勉強しこの志を進めて行きましょう。
