コロナ禍も少しずつ下火になりつつあり、今後の活発な経済活動が待ち望まれています。6月14日大阪管区気象台は「近畿地方が梅雨入りしたと見られる」と発表しました。平年より8日遅く昨年より2日遅い梅雨入りとなったようです。これからは湿気の多いムシムシとした日が続きますが体調管理には気を付けてこの夏も元気に乗り切っていただきたいと思います。
熱心なファン層は「全顧客の2割で売り上げの8割をもたらしている」
日本は現在少子高齢化や人口減少など事業環境の変化が激しく又、約3年にも及ぶコロナ禍で各企業は弱体化し成長から遠ざかっております。この様な状況下で最も重要だと見直されているのが“特定のブランドを支持するファン”の存在です。そしてこの熱心なファン層は「全顧客の2割で売り上げの8割をもたらしている」例が多いことからファン作りが今マーケティングの中心課題となっています。
そこでファンが多いのはどんなブランドなのかを消費者1万人に調査し“あるブランドをどれだけ人に薦めたいか”を示す『顧客推奨度(NPS)』の尺度を使い、ECサイトからテーマパークまで調査した資料(日経ビジネス)をこれからの営業活動で何かのヒントになればと思い取り上げてみました。
EC
EC首位はヨドバシでNPS(16.0)はZOZOTOWNの(6.6)や楽天市場の(3.6)、アマゾンの(1.8)を圧倒しています。
自動車
自動車ではメルセデスベンツの(27.6)がトップでトヨタ(25.5)、ワーゲン(10.5)、スバル(3.1)、ホンダ(1.7)と続き日産は(-9.3)でした。
デジカメ
デジカメはライカの(38.9)が断トツでニコン(11.8)、ソニー(10.5)と続きます。
スポーツブランド
又、スポーツブランドではザ・ノースフェイス(36.8)がナイキ(17.2)、ニューバランス(17.2)を圧倒。人気のアンダーアーマー(14.4)はこれからに期待。
コーヒーチェーン
コーヒーチェーンはスタバ(7.2)、コメダ(4.9)、星乃(1.2)と続きます。
コンビニ
コンビニではセイコーマート(11.8)、セブンイレブン(0.6)で以下はマイナス評価となっています。
テーマパーク
最後のテーマパークは想像通り東京ディズニーリゾートが(51.4)と高い支持を得ており、ユニバが(47.9)、富士急ハイランド(39.7)、ハウステンボス(36.7)、ひらかたパーク(24.5)でテーマパークは総じて高いNPS値を出しています。
以上のような結果を踏まえ、今迄の不特定多数に網を広げるやり方ではなく「少数の限られたファンこそ企業の味方」という考えは人口減、情報過多の時代を生き抜く私たちにとって不確実な顧客の開拓よりファンを大切にする「ファンベースマーケティング」の考えが重要性を増しています。この事は以前、亀田社長(モアコスメティックス)が講習で話した日本文化に古来より存在する“タニマチ”論と同じです。
バーデンスは幅広いお客様に使用していただくより今は本当にアレルギー肌やアトピー肌で困っているお客様に使っていただきたいとの思いが強いのです。だからアミノ酸系や硫酸系のシャンプー剤と同列で販売してほしくないのです。何でも売れたらよい、儲かったらよいとの考えでお客様の肌や髪にダメージを与えている事実を無視した商売の在り方には賛成出来ないのです。
私達はアレルギー肌やアトピー肌を世の中から無くしたいとの思いを使命として日々活動して来ました。又、10年、20年と勉強もして来ました。今そのことが社会構造や市場の変化が進んだことで大きな主流となって来ました。
これからも一層バーデンスサロンであることに誇りと自信を持って困っている方々には積極的に手を差し伸べていきましょう。バーデンスを扱っているだけではダメです。勉強と活動が大事です。