異常気象のこの夏はコロナと共に各地に40℃前後の灼熱地獄の高温と土砂降りの豪雨に見まわれ大きな被害が出ております。この自然の脅威は今後世界規模で増々大きくなってきそうです。これ等は全て人間が作り出した日々の小さい事柄の積み重ねであり、今後いかにco2の排出を減らしていけるかにかかっています。現在の地球の温度は以前に比べ1.1℃上がっていると言われています。これ以上あげない努力を世界がしていくべきです。
紫外線対策は美容最大の防御策になる
さて今回緊急の問題として取り上げましたのは美容に関する“日焼け対策”についてです。毎日私達は否応なく強力な太陽光線(紫外線)を大量に浴びています。近年この紫外線はオゾン層の破壊で濾過されることなくストレートに地球上に注がれており、殺人光線と言われるぐらい私達に害をもたらすようになりました。最悪は皮膚癌ですが一般的には美容に関しての影響力の大きさです。
「紫外線対策」が出来ていれば“美容の80%は達成”と言われますがそれはこの紫外線がお肌に大きなダメージを与え老化を促進させるからです。これらの美容対策の最大の防御策として「日焼け止め」化粧品が誕生したわけですが残念ながら間違った知識も横行しています。
例えば以前実際にあった事例ですがあるサロンに売り込みに来た営業マンが「SPF50+」はお肌には強力過ぎて肌を痛めるのでSPF20くらいが丁度良いと売り込みをかけ、サロン側もその話を信用して又、好条件だった為欲にもかられ大量仕入れをしたことがありました。
つまりサロン側が「SPF50+」という数字は時間を表している(SPF1で20分)ことを知らなかったことがこういう結果になったわけです。
又、別の事例ではSPF50+、PA++++で使い心地も良く「散乱剤使用」と表示されており、値段も格安でした。しかし成分を確かめると「吸収剤」が使用されておりました。
なぜなら散乱剤のみでSPF50+を出すのは技術的に難しく、吸収剤を入れることで簡単にSPF値やPA値を上げることが出来るからです。
これはまさにフェイクビューティ(騙し)のテクニックです。もっと酷いのはほとんどのメーカーがSPF値、PA値共、公的機関の測定値ではなく自社で勝手に言っている数値で信頼性が疑われます。
又、最近スプレー式の日焼け止めも人気ですがまず髪用の日焼け止めは認められていません。これも正しくはフェイクビューティの一例になります。
以上のような例はサロン側に正しい知識があれば防げることばかりです。お客様の肌老化を防ぐ為にも今後は「サンシェード」をお勧めして行きましょう。